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2021.09.21スタッフ雑感

亡くなった後にかかるお金の準備

肱川産業 石田です。

長寿化が進む中、生きている間の老後資金問題が話題となる昨今ですが、当然ながら亡くなった後にもお金がかかります。私にも二人の娘がいますが、残された家族に負担をかけないために、自分はいくらのお金をどのように準備しておけばよいのか考えておきましょう(^O^)

 

まず、死亡後すぐにかかるお金には葬儀費用があります。総務省の資料では、お布施を除く一般的な葬儀費用は「葬儀費用一式(火葬代含む)+通夜からの飲食接待費」で約120万円となっています。(※最近では長寿化や独居の高齢者の増加もあり、葬儀規模が縮小傾向にあります。)

葬儀費用は一般的には葬儀が終了して3日~1週間以内に支払いますが、相続人の立替払いが必要な場合もありますので、だれがどこのお金から支払うのかは、事前に決めておきたいところです。葬儀が終わっても法要が次々とありますので、法要の費用も含めた葬儀費用を準備しておきましょう。

 

葬儀や法要の次に必要となるのが、様々な相続の手続きや相続財産にかかるお金です。自宅の名義変更で相続登記を司法書士等に依頼した場合は報酬がかかりますし、自宅や金融資産の名義変更を行うには、戸籍謄本や印鑑証明等の公的書類を取得する費用が必要です。

そして相続財産が一定額を超えた場合、相続税がかかります。「3,000万円+600万円×法定相続人の数」(基礎控除)までは相続税はかかりませんが、相続財産には金融資産だけではなく自宅などの不動産も含まれますので注意が必要です。配偶者控除や特例等、相続税の減額も受けられますが、税金の計算は複雑です。生前から相続税がかかるかどうかを税理士に相談し、相続対策や納税資金の準備も考えておきたいですね。

 

では、亡くなった後にかかるお金について、どうやって準備するのか…(>_<)

その一つの方法として、生命保険の「終身保険」があります。終身保険は保険期間が終身の死亡保険なので、亡くなれば必ず死亡保険金が受け取れます。また、契約者が生前に受取人を指定できるため、財産を残したい人に確実に残したり、不要な相続争いをさけることができるメリットがあります。死亡後、保険金が振り込まれるまでの日数が短いこともメリットです。さらに、死亡保険金は法定相続人1人につき500万円までは非課税です。相続税が減額できますので、相続税対策としても有効です。

以上のように、「終身保険」には相続税を減額できるメリットがありますので、死亡後にかかるお金の準備の1つとして検討しておくのもいいですね(≧▽≦)

 

長くなってしまいましたが、死後にかかるお金について把握することは、家族に負担をかけないためにも必要です。ややこしくてめんどくさそう…(;´∀`)と後回しになりがちですが、専門家に相談する等、早めに考えておくと安心ですね(´艸`*)