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2021.05.04スタッフ雑感

交通事故の過失割合について

肱川産業の冨永です。

交通事故の過失割合はどうやって決まるのでしょうか。

交通事故の過失割合は、事故の起こった際の状況を別冊判例タイムズ38号(民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準)という本に当てはめて行われます。

例えば、信号と中央線のない同じ幅の道路の交差点で車が出合い頭に衝突した場合はどうでしょう?

この判例タイムズに当てはめると、左方優先の原則が動き、A:Bの基本の過失割合は4:6となります(215ページ【101】図)。この基本の過失割合から出発し、事故の具体的な状況を考慮して最終的な過失割合を決定するという流れになります。この際ドライブ・レコーダーがあると、事故の状況がはっきりして正確な過失割合を出す助けになります。